食品表示検定(中級)の勉強方法

資格試験

この記事では、一般社団法人食品表示検定協会「中級・食品表示検定」の効率的な勉強方法についてご紹介します。

【食品表示検定について】

食品業界で働く人には必須の知識がまとめられた検定試験で、食品表示関する様々なルールを体系的に勉強することができます。

検定の詳細については、公式ホームページを参考にしてください。

一般社団法人食品表示検定協会ホームページ

初級・中級・上級の3段階が設定されています。

一般的には品質管理担当者や表示作成担当者などが取得する場合が多いと思われますが、法改正が度々実施されるため、今後ますます食品業界で必要性が高くなると感じています。

上級になると、毎年100名程度の合格者数のため非常に希少人材といえます。累計合格者も1,000名程度と考えられているようです。表示管理責任者や食品表示コンサルタントなどの仕事についている人が多いようです。

【具体的な勉強方法】

前置きが長くなりましたが、私が実践した中級の勉強方法をご紹介します。

私は普段の仕事の中で新商品の表示チェックを行っているため、基礎知識はあると思い、初級は受験せず中級から勉強を始めました。実際に勉強をしてみると、いままで知ったかぶりを多くしていたことに気がつき、改めて正しい知識を体系的に覚えることができ、勉強前よりも質の高い仕事(表示チェックや社内説明、顧客対応)ができるようになりました。

学生の方や、食品業界に入って3年目までの方などは、初級から勉強することをお勧めします。

<勉強方法>

①出社前の朝の時間に勉強する(30分/日)

 私の場合は中級合格に要した時間は60時間程度(約4カ月)でした。これはスタート時

の知識量により差があると思います。私の場合は、食品業界でも営業やマーケティングの

仕事のため、品質管理や表示作成担当者と比べると勉強時間を多くとらないと合格は難

しいと考えて、移動時間にも勉強できるように要点をまとめたプリントを持ち歩いてい

ました。

②公式テキストを読み込み、要点をまとめる

 これは非常に有効でした。実際の試験問題は、かなり細かい論点についても出題されたよ

うに感じました。自分が知らなかったことや問題集の中でも繰り返し間違えてしまう箇

所を重点的にまとめました。

基本的にはワードを使用し、比較表などを作成する際にはエクセルを使用しました。

また覚えるべき内容は赤字にして、赤色シートを使いながら暗記学習ツールとしても活

用しました。

③公式問題集は、誰かに解説ができるようになるレベルまで繰り返し解く。

 正解することよりも、なぜその解答になるのか説明できることを重要視して問題集に向

き合うと効果的です。問題集に掲載されている問題を完璧に説明できるレベルまで繰り

返し解きましたが、実際の試験では86点でした。問題集以外の知識も問われることも多

いため、公式問題集は完璧にできることは合格のためには必須です。

【まとめ】

試験勉強を通じて感じたことは、食品表示に対する苦手意識が全くなくなったことです。私にとっては大きな収穫で、未知のカテゴリーでの新商品を作るモチベーションにもつながっています。食品業界、特に中小企業にお勤めの営業マン(仕事の守備範囲が広い場合が多いため)の方には、強くお勧めしたい資格です。

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