■年収の増えない日本人
令和2年の国税庁調査によると日本人の平均給与は433万円と言われています。
またOECD(経済協力開発機構)加盟35カ国の中でも22位(38,151ドル)と低迷しており、1位のアメリカ(69,392ドル)と比較すると45%程度低く、またOECD加盟国の平均(49,165ドル)を下回っています。
さらに、日本の平均給与は1990年に425万円だったことを考えると、約30年で8万円程度しか上がっていないことになります。
これでは「年収アップのために仕事を頑張る」という動機付けにつながりにくいですよね…。
■スキルアップと年収アップが見合わない
私の実体験としても、スキルアップや実績を積んで大幅に給与が上がったというよりは、給与交渉(スキルアップや実績を踏まえて)や転職をして、給与を上げていったという感覚です。
それでも、子供の教育費が上昇していることを考えると、余裕のある生活ができるような給与を稼げている感覚はありませんが…。
また経営者側の立場としては、従来の年功序列賃金により若手へ手厚い給与アップの待遇を与えにくく、さらに経済環境の不確実性が高い現在では、内部留保を蓄えることに優先順位を置かざるをえないのかもしれません。
参考記事:朝日新聞(2022年9月1日)
『21年度の企業の内部留保500兆円超 10年連続で過去最高』
そのため、いまの社会環境において短期間で給与を上げる方法としては、
「スキルアップや実績を積んで、今よりも給与の高い会社へ転職する」
ということになりそうです。
つまり日々の仕事内容を下記のように見直す必要があります。
●他社でも通用する付加価値の高いスキルを得ることができる業務か?
●自分の仕事の質を証明するために必要な実績や資格は何か?
サラリーマンの場合は、他部署や上司からの「頼まれ仕事」も多いため調整が難しいとは思いますが、なおのこと忙しい毎日なかで、自分の将来につながる仕事とスキルアップを重ねたいですよね。
私も十分には実践できていませんが、これまでに体験したり、失敗から学んだことなどを少しづつご紹介したいと思います。少しでも皆様の励みになったり、お役に立てれば幸いです。
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